楽天の通信業界参入をきっかけに、docomoのahamo、auのpovo、softbankのLINMOと
各社低価格化の競争が始まりました。
生活の質を落とさずに固定費を下げるために、携帯料金の知識はこれからは必須と言えます。
今回は私も使う楽天モバイルについて解説をします。
記事の概要【結論から】
結論から言うと
- 通話SMSは無料で使い放題
- データ通信費は使用量に応じて段階変化の『最安水準』
- 利用料金は楽天ポイントで支払い可能 (期間限定ポイントOK)
『契約しない理由がない』レベルでメリット多数です。
ただし、新興キャリアゆえのデメリットもありますので、
デメリット含めて解説していきます。
楽天モバイルって安いの?【安いです】
楽天モバイルは現状、業界最安水準です。
・データ通信費が安い
楽天モバイルの料金は、使ったデータ通信量に応じて自動で変化します。
料金はこの通り(すべて税込み)
キャリア | 楽天 | docomo | softbank | au | |
---|---|---|---|---|---|
プラン名 | 楽天UN-LIMIT VI | ahamo | Linmo | povo | |
通話 | 話し放題 | 無制限 | 5分 | 5分(+550円) | 5分(+550円) |
時間超過後 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | ||
データ 通信 容量 |
1GBまで | 0 | 2,980 | 2,728 | 2,728 |
3GBまで | 1,078 | ||||
20GBまで | 2,178 | ||||
それ以上 | 3,278 | - | - | ||
通信容量1GB追加 | - | 550 | 550 | 550 | |
低速モード速度 | 1Mbps (パートナーエリアのみ) |
1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
他社と比べても、同じ通信量の中では最安水準です。
特に高速通信を無制限で使える回線は他に無く、これだけでも検討の価値があります。
特に注目して欲しいのは、月のデータ通信量1GB以下の場合、月額0円となることです。
スマホ単体でのデータ通信をほとんどしなかったり、デュアルSIMでデータ通信専用SIMを活用している場合は、楽天モバイルで通話回線を持つことで通信費を安くすることができます。
他にも、月によって通信量に大きなばらつきがある方にもおすすめです。
・通話SMSが無料使い放題
楽天モバイルはRakuten Linkアプリからの通話発信、SMS送信が無料です。
かける相手はRakuten Linkを使う必要はなく、固定電話にも無料で発信できます。
アプリ | 通話料金 | SMS料金 | サービス |
Rakuten Link | 無料 | 無料 | 通話、SMS使い放題 |
標準電話アプリ(オプションなし) | 22円/30秒 | 3~30円/回 | - |
標準電話アプリ(10分かけ放題) | 1,100円/月 | 無料 | 通話10分/回まで無料 10分超過後は22円/30秒 |
ただし、一部の電話番号にはスマホの標準電話アプリからしか発信できず、この場合は通常の電話料金 22円/30秒 がかかるため注意してください。
・テザリング
追加料金無しでテザリングできます。
高速でのデータ通信が無制限にできることを活かして、ポケットWiFiのように他の機器にテザリングする用途にも適しています。
iPhoneで使える?Androidは?【使えます。対応端末の確認法も】
iPhoneの場合、6s以降のものは楽天モバイルを使うことができます。
楽天モバイルが使えるかは『端末の対応バンド』を確認すれば判断出来ます。
- LTE(4G通信)対応バンド:Band 3, 18
- Sub-6(5G通信)対応バンド:n77
説明書やメーカーの公式ページの技術仕様を確認して、
上記の記述があれば使用可能です。
楽天モバイル公式で端末を購入することもできますので、こちらもご確認ください。
販売端末一覧
通信品質はどうなの?【都市部なら快適】
・データ通信速度
楽天回線の通信速度は『通勤時間帯のYouTube視聴が快適にできる』レベルです。
動画をフルHD(1080p)で再生しても読み込みが遅いということは有りません。
Web閲覧も快適なため、楽天回線エリアで通信速度にこまることはないでしょう。
一方、パートナーエリア(au回線)で『低速モード』の場合ですが、
これも『通勤時間帯のYouTube視聴が快適にできる』レベルです。
実際に視聴できる画質は480p程度となりますが、スマホで見る分には問題ないレベルです。
・通話品質
『Rakuten Linkでの通話品質はやや悪い』です。
意思疎通に問題ないレベルなので、特別なストレスは感じませんが、
通話に高音質を求める方は【標準の電話アプリでの通話(有料)】をおすすめします。
その場合、通話頻度が多い方は
・10分通話し放題オプション 1,100円/月
・楽天でんわアプリ 11円/30秒(通常の半額)
これらの併用で通話費用を抑えることをおすすめします。
解約・契約は簡単にできる?【ネット完結型。超簡単です。】
・契約方法
リアル店舗もありますが、簡単なのでネット契約をおすすめします。
ネット契約をおすすめする理由はこの通り。
- 待ち時間無し。いつでも出来る。
- ネット限定のポイント還元キャンペーンがある。
- 不要なオプションに誘導されない。
一応、店舗で契約するメリットもあります
- 店員が手続きをサポートしてくれる。
- 回線が即日開通できる。
スマホやネット知識に不安がある方は、店舗での契約を考えても良いと思います。
・解約方法
違約金は一切かかりません。
契約後、すぐに解約しても違約金は0円です。
Webか楽天モバイルのアプリから解約手続きが出来ます。
公式HPで詳しく紹介されているので、そちらをご覧ください。
他のメリット【楽天経済圏の恩恵】
・携帯料金の支払いにポイントが利用できる。
楽天での買い物や、楽天カード利用で溜まったポイントを通信費の支払いに充当できます。
特に通常、期限切れで失効してしまいがちな『期間限定ポイントで通信量を支払う』ことができるのも大きなメリットです。
・楽天SPU対象 常時+1%
楽天経済圏にいる方には大きなメリットです。
楽天モバイルを利用するだけで、楽天市場でのポイント還元率が常時アップします。
デメリット【だいたいは対処可能。対処方法説明します。】
・パートナーエリアの打ち切り。
楽天モバイルの通信エリアが拡大されると、au通信網の楽天への提供が打ち切られます。
パートナーエリアが打ち切られるときには、楽天エリアが拡大している予定なので、そこまで気にしなくて良いと思います。
・(iPhoneのみ)楽天Linkアプリと標準の電話アプリを統合できない。
iPhoneの場合、電話の着信が楽天Linkでなく、標準の電話アプリにかかってきます。
そのため電話アプリから通話を折り返すと、通話費用が発生してしまいます。
対処法としては下記の2つの方法があります。
- 毎回、Rakuten Linkアプリから折り返す
- 10分通話し放題オプション 1,100円/月
大した手間ではないので、Rakuten Linkアプリを使うように注意するのが良いと思います。
・キャリアメールがない
基本的にGmailで十分です。
どうしてもキャリアメールが必要な方は、キャリアメールが2021年内に提供開始されますので、
それまでお待ち下さい。
・通信障害
こればかりは対処のしようが有りません。
ただし、デュアルSIM端末の場合、データ通信用SIMとの2枚運用をすることで
- 楽天モバイルの通話無料
- 他キャリア(docomo, au, softbank)の安定したデータ通信回線
これらを両立することが出来ます。
SIM2枚運用の詳細は別途説明します。
【まとめ】メリット・デメリットと結論【契約しない理由がない】
・結論として
都市部に住むなら『契約しない理由がない』
郊外でも『楽天回線提供エリアなら契約すべき』
ただし、デメリットもあるため注意してください。
メリット・デメリットを改めて整理します。
・楽天モバイルのメリット
- 通話SMSが無料使い放題
- データ通信費は『使った分に応じて料金が変動』で業界『最安水準』
- パートナーエリアでも通信速度が『最低1Mbps』動画視聴もストレス無し。
- データ通信1GB以下なら『0円運用』できる。
- 契約、解約がネット経由で完結。実店舗も有りサポート体制◯
- テザリング可能。追加料金無し。
- 通信費を楽天ポイント(期間限定ポイントも可)で支払い可能。
・楽天モバイルのデメリット
- 都市部以外の通信エリアがやや狭い
- 音声通話の品質がやや悪い
- キャリアメールがない
- 通信障害のリスクがある
最後に
すでにインフラと同義となったスマホの通信回線。
しかし知識さえあれば、自分に合った回線を選び、コストも同時に下げることが出来ます。
楽天モバイルは、エリアによっては通信の不安定さに懸念がありますが、とはいえ無料維持できて解約違約金0円なので、キャンペーン目当てに契約しておいて損はありません。
ということで、やはり楽天モバイルの契約にはメリットしか有りません。
キャンペーンを活用して、楽天サービスをお得に使ってください。
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