【HP Chromebook x2 11レビュー】現状、デタッチャブル型のベストバイ。

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こんんちは。しゅーしゅーです。

以前「【ASUS Chromebook Detachable CM3(CM3000)レビュー】ライトユースなら最適解の1つかも。」という記事で、サブPCとして使用しているキーボード脱着式(デタッチャブル型)の2-in-1 Chromebook「ASUS CM3」を紹介しました。

ASUS CM3はとても良い製品なのですが、メモリが4GBとやや少なめなため
Androidアプリを使う際に、複数アプリを同時に起動するとやや動作が重いことが難点でした。

そこで同じキーボード脱着式Chromebookでメモリ8GBの仕様がある
「HP Chromebook x2 11」を狙っていたのですが、これが米国のAmazon.comで
リファービッシュ品(再整備中古品)が激安だったので個人輸入しました。

米国のAmazon.comからの輸入については、
【海外通販】米国のAmazon.comで商品を購入する方法【個人輸入】」という記事で
詳細を紹介しています。

今回は HP Chromebook x2 11 を、 ASUS CM3 との比較含めてレビューしていきます。

結論

結論から先に述べます。

HP Chromebook x2 11 は ASUS CM3 にあった

  • スペックがやや低め
  • 見た目に高級感がない?

というネガが解消された、ほぼ上位互換と言っても良いもモデルです。

スペックの向上によりAndroidやLinuxアプリでの快適性も向上し、
画像編集などの生産活動も以前より快適に行えるようになりました。

ASUS CM3 の性能に物足りなさを感じる方におすすめです。
現時点では、キーボード脱着式Chromebookのベストバイだと思います。

HP Chromebook x2 11のスペック

HP Chromebook x2 11 と ASUS Chromebook Detachable CM3 のスペック比較です。

製品 HP Chromebook x2 11 HP Chromebook x2 11 HP Chromebook x2 11 ASUS Chromebook Detachable CM3
仕様 WiFiモデル(US) WiFiモデル(日本) セルラーモデル(日本) -
液晶サイズ 11.0インチ 10.5インチ
解像度 2,160x1,440 1,920x1,200
CPU Qualcomm Snapdragon 7c MediaTek MT8183
メモリ 8GB 4GB 8GB 4GB
ストレージ eMMC 64GB eMMC 64GB eMMC 128GB eMMC 128GB
SDカード対応 ×
駆動時間 約11時間 約12時間
サイズ(本体単独) 幅252.5mm×奥行き176.6mm×高さ7.55mm 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ7.9mm
重量(本体単独) 約560g 約506g
重量(本体+キーボード+カバー) 約1,030g 約915g
端子 USB3.0 (Type-C) ×2 USB2.0 (Type-C) ×1
手書きペン 外付け 外付け(別売) 内蔵(付属)
通信機能 WiFiのみ SIM通信 WiFiのみ
指紋認証 対応 非対応
参考価格 送料込32,733円(中古) 実売44,000〜65,00円 実売54,000〜80,000円 実売40,000〜50,000円

今回購入したものは、US仕様のWiFiモデルです。
日本仕様には無い構成ですが、私の希望としてメモリ8GBが必須要件だったので
こちらの仕様としました。

ASUS Chromebook Detachabele CM3と比較した
スペック上の優劣はこのようなポイントです。

ASUS CM3より勝る点

  • 画面が大きく高精細
  • CPUの能力が高い
  • メモリが多い
  • 端子がUSB3.0対応で2つある
  • 外付けSDカードに対応する
  • (仕様によっては)単独でデータ通信ができる

ASUS CM3に劣る点

  • 手書きペンが外付け式で別売
  • キックスタンドが横置きのみ(タブレット時縦置きできない)
  • 駆動時間がやや短い(▲1時間)
  • やや重量が重い(54g〜115g増)
  • 価格が高い(スペック的に仕方ないが)

外観と付属品(ASUS CM3との比較)

HP Chromebook x2 11は価格帯的には中〜高価格帯にあるだけあって、全体的に高級感があります。

カバーの外面はPU素材(合皮などに使われるもの)です。

汚れはあまり気にならなそうですが、耐傷性は布張りのASUS CM3の方が高そうな気がします。
一方布張りのASUS CM3は汚れには弱そうなので、一長一短ですね。

キーボード

キーボードは小さいなが ASUS CM3と同様1.75mmのキーピッチが確保されていて、結構入力しやすいです。

※画像はUS仕様の英語配列。日本では日本語配列のみの販売です。

ASUS CM3と同じく、キーボードに傾斜をつけることができます。

ASUS CM3と比べてトラックパッドが大きいため、操作性が向上しています。

またキーボード自体の剛性も高くなっており、タイピング時のキーボードの
たわみが少ないため、非常にタイピングしやすいです。

クリック感もやや硬めでしっかりしており、見た目・触感ともに高級感があります。

キックスタンド

HP Chromebook x2 11では、キックスタンドは横置きのみの対応です。

一方で角度が非常に大きく開けるため、ペン入力がしやすい角度まで倒すことができます。

ASUS CM3と比較するとこの通りです。

縦置きスタンドだけはASUS CM3の優位点ですね。
これはタブレットモードで使う際に重宝します。

本体

ディスプレイは光沢液晶でフロント面にステレオスピーカーを内蔵しています。
ディスプレイのアスペクト比が 3:2 なので、縦領域が長くとられています。

アスペクト比 3:2という画面は、漫画を読む時の余白が少なくなるので
タブレットとして読書に使うにはとても良いですね。

裏面は高級感のあるマットなシルバー。
サラサラとしていてとても手触りが良いです。

横置きして左側面には音量ボタン+USB Type-Cポート×2と、
SDカードスロット(セルラーモデルはSIMスロットを兼ねる)があります。

右側面側には、外付けのペンを取り付ける「マグネティックペンドック」
外付けの手書きペンをここに取り付けることができます。

ワイヤレス充電に対応したペンなら、取り付けるだけで自動でペンの充電がされます。

本体の上側面には電源ボタン
こちらは指紋認証対応で、触れるだけでロックを解除することができます。

いちいちパスワードやピンコードを入れなくて良いのは、思った以上に快適です。

使用感

Chromeブラウザ

ASUS CM3のレビューでも触れたとおり、Chromeブラウザはとても快適です。

比較のためにYoutubeで同じ動画をクリック→再生開始までにかかる時間を比較しました。

  • HP x2 11:2.85秒
  • ASUS CM3:3.87秒

ASUS CM3と比べ、約1秒早く動画が再生開始しました。
CPU・メモリともにスペックが上がっているので、これが効いているのでしょう。

次に、定量的な比較指標として「BASEMARK の WEB3.0ベンチマーク」を回しました。

PC HP Chromebook x2 11 ASUS CM3
OS Chrome OS Chrome OS
CPU Snapdragon 7c MediaTek MT8183
メモリ 8GB 4GB
グラフィック CPU内蔵 CPU内蔵
スコア 273.76 188.01

ちなみにこのベンチマーク、結構重い処理をさせるので
ファンありのPCだと常時ファンが全開になったのですが、
HP Chromebook x2 11 と ASUS CM3 はファンレス筐体なので、静かなままでした。

手書きペン(USI規格)

手書きペンはCM3でレビューした際と同様、とても快適に使えます。

もちろんASUS CM3と同様に筆圧検知にも対応します。
遅延もなく、ペンの使い心地はCM3とほぼ同じに感じます。

Androidアプリ

ASUS CM3と比べてもAndroidアプリの動作は非常に快適です。

ASUS CM3も単独のAndroidアプリを使う分には特に不満はありませんでしたが、
複数のAndroidアプリを同時起動すると、さすがに動作がやや重く感じました。

HP Chromebook X2 11 の場合、

  • 株式取引アプリ
  • Amazonプライムビデオ
  • 漫画ビューワーアプリ

これら3つを同時に起動していても、重く感じることは一切ありませんでした。

やはりメモリ8GBが効いているのではないかと思われます。

ASUS CM3から更新した感想

サブPCとしてのChromebookを ASUS CM3 から HP Chromebook x2 11に更新した感想です。

HP Chromebook x2 11 にしてここが良かった

  • 動作が重くならない。サクサク快適。
  • 画面が高精細で動画視聴がキレイ
  • キーボードがしっかりしていてキーの打ち心地良し
  • 高級感のある外観

ASUS Chromebook Detachable CM3 の方が良かった

  • 傷が目立ちにくく気軽に持ち出せる
  • ペンが内蔵されていてスマート
  • タブレットモート時の縦置きスタンドが読書に便利

全体的に、スペックや見た目に関しては HP Chromebook x2 11 の方が圧倒的に良いです。

一方で、傷の目立ちにくい外観や、内蔵式のペンや縦横両対応のキックスタンド等、
取り回しの面では ASUS CM3 の方が良い点が多かったという印象です。

まとめ

今回は HP Chromebook x2 11 を ASUS CM3 との比較を交えてレビューしました。

ASUS CM3 からの更新を狙って購入した HP Chromebook x2 11。

すべての面でレベルアップというわけではありませんが、
全体としては狙い通り、性能向上による快適動作が得られて満足しています。

私自信、ペンの使用頻度はそこまで高くありませんので、
ペンが内蔵でなくなった以上に、性能向上の恩恵が大きいということです。

タブレットモード時の縦置きスタンドだけは惜しいですが、
これは解決する手段をすでに考えてありますので、別の記事で紹介したいと思います。

こちらの記事で縦置きOKのタブレットスタンドをレビューしました。

【MOFT Snap-On タブレットスタンド レビュー】100点ではないが、タブレットには最適解か【縦横自在】

タブレットモード時の使い勝手を向上させたいかたは、こちらもご覧ください。

最後に、HP Chromebook x2 11 のメリデメをまとめます。

良い点まとめ

  • 打ち心地の良いキーボード(キーボード脱着式としてはとても優秀)
  • 手書き入力しやすい角度まで倒れるキックスタンド
  • Micro SDカードでストレージの増設可能
  • USB Type-C端子が2つある
  • Androidアプリを複数起動しても快適なスペック
  • 高級感のある外観

イマイチな点まとめ

  • ペンが外付け式(一部ペンならワイヤレス充電は可能)
  • 質感が良すぎてキズが気になるかも(笑)

全体的に ASUS CM3 で不満に感じていた部分が解消されてとても満足しています。

HP Chromebook x2 11 は、キーボード脱着式のChromebookをお探しの方には
現状最もおすすめできるモデルだと思います。

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