au povo2.0の特徴・料金を解説【3大キャリア最安】

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SIM・通信

楽天モバイルの参入以来、3大キャリア各社とも低価格プランを充実させてきましたが、auより従来の「povo」に変わる「povo2.0」が発表されました。

基本料金0円でユーザーが自由にオプションを選ぶことで『誰にとってもちょうど良い』使い方ができるようになりました。

今回はpovo2.0の詳細を解説したうえで、他社と比べて検討する価値があるかを考えていきます。

記事の概要【結論から】

結論から言うと

①最安運用の場合

 電話&SMSの年間維持費:約761円 『楽天モバイルの次に安い

②データ通信容量を20GB以上使う場合

 通信容量25GB/月、約2,163円/月と『3大キャリアでは最安

基本料金0円で、必要に応じてオプション購入する『誰にでもちょうど良い』仕組みです。
3大キャリアにこだわりがあるのなら、間違いなくおすすめできます。

基本0円ってタダで使えるの?【最低761円/年かかります】

基本料金0円とはなりますが、1点だけ注意点があります。

それは『180日以上の間、有料のトッピング購入がない場合、利用停止・契約解除となる』ことです。

つまりタダで使うことはできません。

povo2.0は有料でデータの高速通信容量を購入する仕組みです。
これらの課金がない場合は『180日で強制的に解約となる』可能性があります。

後ほど説明しますが、最低の年間維持費は『約761円/年』となります。
この金額は現状、楽天モバイルを除くとダントツの『業界最安』となります。

課金なしの『ベースプラン』での仕様はこのとおりです。(すべて税込み)

月額基本料 0円
高速データ通信容量 0GB
低速モード速度 128kbps
国内通話料 22円/30秒
国内SMS利用量 1通あたり3.3円

この様にベースプランでは低速モード128kbpsしか速度が出ないため、Web閲覧やGoogle Mapの利用ですらストレスを感じるレベルで、メイン使用には厳しい状態です。

トッピングって何?【自分で選ぶ、通信容量&通話オプション】

トッピングとは『データ通信容量や通話オプションに有料課金』する仕組みです。

ユーザーが自分の使い方にあったオプションを、使いたい時(期間)だけ購入することになります。

トッピングの購入は、povo2.0アプリから『たった2タップ』で完了することが出来ます。

必要なときにはすぐに購入出来るため、実用上の手間はほぼ有りません。

通話トッピングはどうなるの?

通話トッピングはこの通りです。(すべて税込み)

5分以内通話かけ放題 550円/月
5分超過後、22円/30秒
通話かけ放題 1,650円/月

5分間通話かけ放題は従来のpovoやsoftbankのLINMOと同じ550円/月という価格設定です。

時間無制限のかけ放題は1,650円/月となりますが、この価格設定であれば『楽天モバイルの通話&SMS無料使い放題』のほうが、優位性があると思います。

楽天モバイルの『業界最安水準プラン:楽天UN-LIMIT VI』の詳細説明はこちら

通話かけ放題をつけるくらいなら、電話はやむを得ない場合のみにして、基本的にはLINE等の無料通話アプリを活用しましょう。

ただし、どうしても通常の電話を使わなければならない方もいらっしゃると思います。
その場合の判断基準としては、この様に考えると良いでしょう。

・電話を『月に25分以上』使い『ほとんど5分以内に終了』する。

 5分かけ放題オプション

・1回の通話時間が『5分を超える事がほとんど』で『月の通話時間が75分以上』

 無制限かけ放題

・月の通話時間が『25分以下』

 楽天でんわアプリ

楽天でんわアプリは通話費用が通常の半額の11円/30秒となるので、
電話回線の通話品質で安く電話をかけたい方におすすめです。

選択肢別に、月の通話時間ごとの通話料の比較をおいておきます。(すべて税込み)

  標準電話アプリ 楽天でんわアプリ
オプションなし 5分かけ放題 無制限かけ放題
基本料金 0 550 1,650 0
従量課金 単価 22円/30秒 5分超過時
22円/30秒
- 11円/30秒

月間の
通話時間

15分 660 550
※通話時間
5分以内
の場合
1,650 330
30分 1,320 660
45分 1,980 990
60分 2,640 1,320
75分 3,300 1,650
90分 3,960 1,980

データトッピングでどうなるの?

データトッピングの料金一覧はこちら(すべて税込み)

  料金 通信容量 有効期限 1ヶ月(30日)換算 1GBあたり
料金
料金 通信容量
データ
トッピング
1GB 390 1GB 7日 1,671 4GB 390円
3GB 900 3GB 30日 900 3GB 300円
20GB 2,700 20GB 30日 2,700 20GB 135円
60GB 6,490 60GB 90日 2,163 20GB 約108円
150GB 12,980 150GB 180日 2,163 25GB 約87円
データ使い放題 330 無制限 当日のみ

注目すべきは3つ

・トッピング1GB(7日間)

このトッピングはコスパ自体は悪いですが、povo2.0回線を維持するためのプランと考えると価値があります。

povo2.0は『180日以上、有料トッピング購入がない場合は契約解除』される場合がありますが、
『トッピング1GB』を購入すると購入日から187日間、povo2.0回線を維持することが出来ます。

年に2回トッピング1GBを購入することで『約761円/年』でpovo2.0回線を維持出来ます。

・トッピング150GB(180日間)

povo2.0のコスパ最高プランです。

1月あたりで考えると『通信容量25GB/月約2,163円/月』これは

ahamoやLINMOはもちろん『楽天モバイルの20GBまで2,178円/月』と比べても安い設定です。

・データ使い放題(当日のみ)

有効期限は購入当日のみですが、データ使い放題となるため緊急時の使用に適しています。

通常は自分にあったトッピングで使用しつつ、緊急で大量のデータ通信が必要になったときに購入するのが良いでしょう。

コンテンツトッピングって何?得なの?

通話・データ通信の機能には関わらないので、基本的に考えなくて良いです。

動画コンテンツをどうしても使いたい方は必要に応じて購入すれば良いと思います。

ギガ活って何?【auPAY利用で通信容量がもらえる】

特定の店舗やサービスでauPAYでの支払いをすると、通信容量のボーナスを貰える仕組みです。
事前にキャンペーンへのエントリーが必要ですので、ご注意ください。

auPAYをもともと使う方には嬉しいですが、そこまで気にしてやらなくて良いと思います。
通信容量を貰って『得したつもりが余計な時間をかけてしまった』となっては本末転倒だからです。

お金よりも時間のほうが貴重なので、通信容量がほしければ素直に高いプランを選ぶ方が良いでしょう。

参考:対象サービスの一覧(あくまで一部です。公式HPをご確認ください)

店舗・サービス 条件 データ容量 有効期限
ウエルシア auPAYで 500円以上 購入 300MB  3日間
すき家 auPAYで 500円以上 購入 300MB  3日間
ドトールコーヒー auPAYで 500円以上 購入 300MB  3日間
はま寿司 auPAYで 500円以上 購入 300MB  3日間
ビッグエコー auPAYで 500円以上 購入 300MB  3日間
ヒマラヤ auPAYで 2,000円以上 購入 1GB  7日間
丸亀製麺 auPAYで 500円以上 購入 300MB  3日間
ローソン auPAYで 500円以上 購入 300MB  3日間

結局安いの?他社との違いは?【3大キャリア最安です】

3大キャリアの料金比較表です

キャリア au 楽天 docomo softbank
プラン名 povo2.0 楽天UN-LIMIT VI ahamo LINMO
通話 話し放題 5分(+550円) 無制限
※Rakuten Linkアプリ
5分 5分(+550円)
時間超過後 22円/30秒 22円/30秒 22円/30秒
無制限
話し放題
1,650 1,100 1,100
データ
通信
容量
1GBまで 390 0 2,980 2,728
3GBまで 900 1,078
20GBまで 2,163~2,700 2,178
25GBまで 2,163 3,278 - -
それ以上 - - -
通信容量1GB追加 550 - 550 550
低速モード速度 128kbps 1Mbps
(パートナーエリアのみ)
1Mbps 1Mbps

この通りdocomo、softbankと比べると非常にコスパが良いことがわかります。

業界最安水準の楽天モバイルと比べても、『データ通信20GB~25GBの間ではコスパで上回る』ことがわかります。

3大キャリアの回線にこだわる方は、au povo2.0が良い選択肢になります。

デメリットってないの?【一部注意も、問題なし】

基本的にはほとんど気にしなくて良いレベルです

・申し込み、サポートがオンライン受付のみ

ネットになれた方なら問題なし。むしろメリットと言える。

ネットに不慣れな方は、詳しい知り合いにサポートを頼みましょう。
食事を1回おごっても、十分すぎるほどメリットがあるプランです。

・180日以上、有料トッピング購入がない場合は契約解除

事前連絡なしに強制解約は考えづらいですが、回線維持のため最安運用を狙う方は注意です。

・キャリアメールが無い

基本的にGmailで十分です。

・留守番電話に非対応

知り合いの着信にはこまめにかけ直してあげましょう。

・光回線、WiMAXの割引制度『auスマートバリュー非対応』

割引が無くても、他のプランよりお得です。

・auの契約年数がリセット

auの契約年数に応じてもらえる『長期優待ポイント』などの対象外となります。

ですが、長期契約特典よりもプランの料金の安さの方がお得です。
契約年数を気にするのを止めましょう。

【まとめ】povo2.0は検討の価値あり【誰にとってもちょうど良い】

結論として

通信回線を最安維持したい方【楽天モバイルの次に安い】

トッピング1GBプランを活用することで『電話&SMSの年間維持費:約761円』で契約可能。

高速通信を月20GB以上使う方【3大キャリアでは最安】

検討の価値あり『通信容量25GB/月約2,163円/月』と高コスパです。

楽天モバイルか?poco2.0か?どう選ぶ?

比較検討の対象は楽天モバイルになると思いますが、

 3大キャリアの通信品質にこだわる方:au povo2.0

 楽天回線エリアに住んでいて、とにかく安く使いたい楽天モバイル(解説はこちら

このような基準で考えたら良いと思います。

改めてメリット・デメリットを整理

・メリット

  • 最安運用の場合、電話&SMSの年間維持費約761円 『楽天モバイルの次に安い』
  • 最安プランでは、通信容量25GB/月約2,163円/月と『3大キャリアでは最安
  • 必要に応じてオプション購入で『誰にでもちょうどよい
  • 契約・サポートがネット完結

・デメリット

  • 180日以上、有料トッピング購入がない場合は契約解除
  • キャリアメールがない
  • 留守番電話が使えない

最後に

これまでの携帯業界は各社ともキャリアが提示するプランを契約するだけでしたが、
auから『ユーザー自身が意思を持ってオプションを選ぶ』プランが出てきたことは嬉しい限りです。

通信回線の不安定さから楽天モバイルが選択肢に入らなかい方も多かったと思いますが、
それに対して、povo2.0はauの安定した回線を使えるため、とても良い選択肢になると思います。

今後、docomoやsoftbankからも独自性ユーザーの利便性を打ち出した新プランが出てくることを期待しています。

au povo2.0の公式HPはこちら

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