こんにちは。しゅーしゅーです。
私は現在、Chromebook、WindowsノートPC、LinuxデスクトップPCを所有しています。
もともとはWindowsのノートPCをメインで使用していて
- 腰を据えた作業は4KモニタにPCをつないで作業。
- 調べもののような軽作業はノートPC単独で作業。
という使い方をしていたのですが、そのときにふと思いました。
- 4Kモニタを使うならデスクトップの方が快適に作業できるのでは?
- ノートPC単独で使うなら、今のPCはオーバースペックでは?
- Windowsは起動の遅さやバックグラウンドのタスクが多くて鬱陶しい。
そこで動作が軽快で安価、そしてOSがシンプルなChromebookを調べてみたところ、
Surfaceのようなキーボード脱着式のChromebookタブレット
「ASUS Chromebook Detachable CM3(CM3000)」を発見し購入しました。
このASUS CM3、実際に使ってみると期待以上の使いやすさで
私がChromebookにハマるきっかけになりました。
今回はASUS Chromebook Detachable CM3の魅力をお伝えしたいと思います。
結論
結論から先に伝えると、ASUS Chromebook Detachable CM3 は
ライトユースなら非常に快適に使える優秀なChromebookタブレットです。
特に動画や電子書籍といった、コンテンツ消費に関しては
WindowsPCよりも遥かに使いやすくて驚きました。
ネットサーフィンやAndroidアプリの利用がメインなら、
多くの方にとっては十分な性能があり、自信を持ってお勧めすることができます。
ASUS Chromebook Detachable CM3 (CM3000)のスペック
ASUS Chromebook Detachable CM3 (CM3000)の詳細なスペックは下記の通りです。
項目 | スペック |
---|---|
液晶サイズ | 10.5インチ |
解像度 | 1,920x1,200 |
CPU | MediaTek MT8183 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMC 128GB |
駆動時間 | 約12時間 |
サイズ(本体単独) | 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ7.9mm |
サイズ(本体+キーボード+カバー) | 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ13.3mm |
重量(本体単独) | 約506g |
重量(本体+キーボード+カバー) | 約915g |
端子 | USB2.0 (Type-C) ×1 |
価格 | 実売40,000〜50,000円 |
ディスプレイは10.5インチとやや小さめですが、解像度が1,920x1,200と
やや縦に広いので作業は思った以上に快適です。
重量もキーボード、カバーをつけた状態で1kgを切るので、
Chromebookとしても非常に軽量です。
ChromebookのAndroidアプリを使えるという点を活かして
タブレットとして使っても、約506gとiPadやAndroidタブレットと
同じ程度の重量なので、非常に取り回しがしやすいです。
普段Windowsを使う方にとってはメモリ4GBというのは少ないように感じるかと思います。
ですが、ChromeOSはそれ自体が軽量なOSなので、
ブラウジングやAndroidアプリの使用程度なら必要十分と感じます。
外観と付属品
ASUS Chromebook Detachable CM3は実売5万円以下と安いだけあって外観はそれなりです。
ちゃちくはないが、高級感があるわけでもないといった感じ。
カバーの外面は布張りになっているので、傷は気にせずに使えそう。
ただし汚れはちょっと気になりそうかも。
地味なお気に入りポイントは、キックスタンドで立てたまま省スペースで置いておけること。
通常のノートPCだと平置きすると、意外とスペースを取ります。
キーボード
配列は日本語配列のみ。
小さいながらキーピッチは17.5mmが確保されているため、思ったより入力はしやすいです。
キーボードは脱着式ですが、画像のように傾斜(約6度)をつけることができます。
フラットにした状態でも使うことはできますが、
接続部の折れ目に癖がついており、少し浮いてしまいます。
基本は傾斜をつけた状態で使うことになりそうです。
キー自体はクリック感があり、ストロークも十分なのでタイプしやすいです。
ただキーボードの剛性がやや弱く、タイプ時にキーボードがたわむのが気になります。
キックスタンド付き背面カバー
ASUS Chromebook Detachable CM3の背面カバーは、縦横両方で使えるスタンドになります。
縦型スタンドとして使えるのは、他のChromebook Tabletにはない強みです。
Androidの電子書籍アプリを使う際に縦置きスタンドが活きます。
スタンドの角度は縦横ともに最大90度程度。
USIペンで手書きするには、もう少し寝た角度まで開いてくれると嬉しいですが、角度調整は必要十分な範囲で行えます。
本体
ディスプレイは光沢液晶です。(画像はアンチグレアフィルムを貼っています)
10.5インチというサイズはモバイルPCとしてちょうど良く、
タブレットとしても扱いやすいサイズです。
背面はマットな金属製。
傷は目立ちにくそう。
背面にカメラもついていて、これで撮影することもできます。
横置きして左側面には電源ボタン+音量ボタン
右側面にはUSB Type-Cポートx1と3.5mmイヤホンジャック
上側面の右端にUSIペンが収納されています。
収納時に自動で充電されるため、バッテリーを気にせずすぐに使用できます。
使用感
Chromeブラウザ
ChromeOS自体がChromeブラウザを使うことに特化したOSなのでとても快適です。
フルバージョンのGoogle Chromeなので、拡張機能を使うことができ、
タブを10個程度同時に開いても特に重くなるような感じはありません。
Google Docs(Webアプリ)
ChromebookはWebアプリを端末にインストールして、
ローカルアプリのように使うことができます。
画像はGoogle Docsのスプレッドシートですが、ストレスなく使えます。
マクロは使えませんが、Microsoft Officeでできることはほとんど快適にこなせそうです。
手書きペン(USI規格)
ペンを本体から抜き出すと、自動でタッチペンツールがポップアップします。
DIYで作製を検討している棚のポンチ絵を描いてみました。
ChromeOS標準のメモアプリでは、遅延もほとんど感じず快適に手書き入力ができます。
筆圧検知にも対応していて滑らかに描画されます。
簡易的にお絵描きタブレットとしても使えそうですね。
Androidアプリ
PCモード(キーボードやマウスを接続した状態)の場合、
対応しているアプリならウィンドウで表示されます。
全画面表示にしたりタブレットモードにしたりすると、
通常のAndroidタブレットと同じ感覚で使うことができます。
縦横どちらでも使えるキックスタンドは電子書籍アプリとの相性抜群です。
10.5インチというサイズ感も良く、見開き表示での読書が捗ります。
もちろんAmazonのプライムビデオなど、動画配信アプリも快適に動作します。
外に持ち出した感想
実際に外に持ち出して使った感想です。
軽量、小型なので小さいカバンにもすっぽり入ります。
私は 吉田カバンのミュゼットというサコッシュに入れて持ち歩いています。
バッテリーの持ちもよく、ブログ執筆とYoutubeでの動画視聴程度であれば
充電なしで過ごすことができました。
電車内で膝の上に載せて作業をこなすこともできました。
WindowsPCと比べると通信に使うデータ量も少なく、
ライトユースなら、モバイルPCとしての最適解の1つと言っても過言ではないと思います。
ただ1点難点をあげると、Androidアプリを複数同時に起動していると
動作がやや重く感じることがあります。
これはメモリが4GBと、近年のスマホ基準でもやや少なめの容量であることが原因と思われます。
あくまで主役はChromeブラウザとWebアプリで、
Androidアプリは補助的にという立ち位置なのだと思います。
まとめ
ASUS Chromebook Detachable CM3はサブ機やモバイルユースにおすすめなChromebookです。
ライトユースなら十分な性能ですし、モバイルやサブ機としても非常に優秀な端末です。
最後にメリデメをまとめます。
良い点まとめ
- 1kgを切る軽量さ
- タブレットとして縦置き横置き、両方できる
- 優秀な手書きペンを内蔵
- Androidアプリが使える
イマイチな点まとめ
- キーボードの剛性が低い
- キックスタンドが90度以上開かない
- SDカードスロットがない
- Androidアプリの複数起動はやや重い
サブ機として使う方、またChromebookを少し触ってみたい方にもおすすめです。
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